背が小さく弱気な仲本智は、同級生達には毎日のようにいじめられ、体力テストをやっても何一つまともにできない生徒だった。そんな毎日に嫌気がさした仲本は、ある日、学校の屋上から飛び降りようと金網を上ろうとすると、そこにいた同級生の岩井が網をパンチして揺らし阻止する。何でもできる岩井には自分の気持ちはわからないと言う仲本に、岩井は、小さくても世界チャンピオンになれるボクシングをすすめる。岩井が通っている森川ボクシングジムへ一緒に行き、生まれて初めてサンドバッグを叩いた仲本は、自身を変えようと本格的にボクシングを始めようと決心する。一方岩井は、めちゃくちゃながらも仲本のパンチに隠された才能を見出すのであった。