ロゼッタに最高の弓を作ってあげようとしていたウィルに、勇者レジーナが突然そんなことを言い出した。彼女曰く、弓の弦には「竜のひげ」が最適で、竜の住む山に行って竜を投げ飛ばしつつ大声で叫べば、竜王が出てきて話を聞いてくれるらしい。アルティやティーナ、ロゼッタの修行も兼ねて行こう!と提案するレジーナに、危険すぎると難色を示したウィルだったが、水神の愛し子ディオンも同行してくれることになり、山に向かう。当然、そこで竜王と戦うことになるウィル。だが、戦いが済んだあと、前回仲間に加わった竜の赤ちゃん・ルーベウムと竜王との間に、意外な関係が発覚して―!?「ぼくの名はフィー!人神の神霊にしてウィル・ヴォルムスの従者なり!」一方、降臨した小さな女の子に名前を付けたウィルは、フィーという新たな従者を仲間にする…。これは、神々に愛されし少年が、世界を救う物語―。