19世紀のアメリカ南部で奴隷として仕えた黒人少女の手記。出版されたのは1861年のことだったが、内容があまりにも残酷でセンセーショナルであったことなどから、その手記はフィクションであると誤認され、世間から忘れ去られていた。だが、それから約120年後に、ある研究者によってそれが事実であると実証されると、全米で一気にベストセラーとなる――。日本で翻訳出版された同名の書籍（新潮文庫）が待望のコミカライズ！ ※本作品は、19世紀にアメリカで出版された『INCIDENTS IN THE LIFE OF A SLAVE GIRL』（ハリエット・Ａ・ジェイコブズ著）を原作として翻訳された『ある奴隷少女に起こった出来事』（新潮文庫刊）を元に翻案し、コミック化したものです。 原作中には黒人の蔑称として「nigger」等の表現が使用されていることから、本作品においても「黒んぼ」等、現代においては避けるべき差別表現が含まれておりますが、これは原作の作品性や時代背景を鑑みた上で使用したものであることをお断りいたします。ご理解の上、お読みください。