幾千幾万の輪廻を超えて、ようやくトゥルーエンドたる新しい世界をつくりあげたユウキとセカイ。高校生だった彼らはいつしか大人になって、就活に悩んだり、酒盛りしたり、周囲の反対を押し切って同棲生活を始めてみたり。バッドエンドの連続だったこれまでの不条理なんてなかったような“普通"を当たり前に過ごしていく。一方、輪廻転生の裁定者として絶対的な役割を任されてきたハルコ・クルミ・おチヨは? もちろん、彼女たちもこれまでは許されなかったであろう自由な暮らしを謳歌している。これは、たった5人でセカイと世界を救おうと何度も繰り返してきた勇者、あるいは神様たちにおくる、最初で最後で最高の「文句の付けようがないラブコメ」。